いつか どこかで

ほんの少しの 気休めになれたら。

ひかり

ふわり ふわり


瞬きを 繰り返して


輪郭がぼやける


温もりの 方へ


深く 深く


足下から這い上がる


群青


温かな 陽を


そらへ

かえそう


ふわり ふわり


瞬きを 繰り返して


曖昧な輪郭は


遠く ひとすじ だけを

残して


足先に伸びる影は


喑の色を濃くした



もうすぐ

夜が 来るよ